2009年11月29日日曜日

先週の動き(11/23~27)

金利

ドバイショックの影響か、LIBOR(3M)は気持ち上向き気味。今後の動きに注意。








(30分足)

もしかしたら、今更デフレ宣言は介入への下準備だったりするのだろうか。

HV(終値20日):8.30%(45P)
IV(1M):15.03%(81P)

今週の想定レンジ
レンジ上:87.50-88.30
レンジ下:85.50-84.70
100~180P ※クロス円の動きに注意。


ユーロ(30分足)


HV(終値20日):9.07%(86P)
IV(1M):12.26%(114P)

今週の想定レンジ
レンジ上:1.5180-1.5240
レンジ下:1.4800-1.4730
190~250P LiborとGold



ポンド(30分足)


HV(終値20日):9.36%(98P)
IV(1M):13.14%(134P)

レンジ上:1.6710-1.7000
レンジ下:1.6280-1.6190
210~300P Libor




ユーロ/円(30分足)


HV(終値20日):11.15%(91P)
IV(1M):16.09%(129P)








白い水平線:想定レンジ
赤い水平線、水色の水平線:煩悩線
緑色の線:想定均衡ライン

2009年11月25日水曜日

統計学という名の魔法の杖

「統計学という名の魔法の杖―看護のための弁証法的統計学入門」(本田 克也、浅野 昌充、神庭 純子)

週末読んだ、昨夜の投稿「ボリンジャーバンドのナゾ」(←本日、いっぱい追記しました)の
余談に紹介記事を書きましたが、肝心の本の紹介を忘れてました。
著者の一人、本田克也教授は例の菅谷さん事件の鑑定をした人でもあります。

相場に興味にある人で統計の本を一度は手にした人は多いと思いますが途中で頓挫の人が多いと思います。
かくいう我が家の本棚にも山ののような積読状態の統計関連本が・・真新しい状態のまんまで。
入門、、、とか、いちばんやさしい、、、とか、、、金融のための、、、とか。
基本的なことに特化しており、読みやすかったです。


統計に興味のある(統計頓挫系)アパッチは是非とも読むべし!?
これでもあなたも「中心極限定理」のうんちくが語れる!?
(数式はひとつも出てこないのが嬉しい)

赤ちゃんの体重は減ったのか変わらないのか?人の肝臓の重さはでれくらい?などの例を挙げた
説明や19世紀のナイチンゲールの統計活用など、勉強のためというより純粋に面白かったです。

追:弁証法って、、、なんだっけ??

2009年11月24日火曜日

ボリンジャーバンドの謎(驚愕の?事実編)

--- (わかりにくいので追記)サマリー -----------------------------
BBandの1σ以内に68%とか全くそうなりませんよ、数えてみましょう
そもそも、正規分布じゃないものの標準偏差は無意味
(と、著者も言ってるヨ)
-------------------------------------------------------------



今日は統計の本(数式が出てこない読み物系)を読んでたので、
今夜は、ボリンジャーバンドについて考えてみました。

考えてみたけどよく分らなかったので検証してみました。
ボリンジャーバンドの±1シグマ以内に(終値は)68%が収まるの?
使ったのは、
・年初来の日経平均株価(現物指数)の日足終値。
・移動平均20日間ボリンジャーバンド。

終値がボリンジャーの±1シグマにどれくら収まるのか、数えました

図は、「終値~20日MA」の差を(過去20日から算出した)シグマに換算するとどうなるのか?



結果は±1シグマに収まったのは68%に足りません。58.2%でした。
10%近くも少ないです。サンプルは200日程度なので少なくはないと思いますが。
またもや都市伝説系かよっ!!

でもなんで??
べき乗だから?
株価は対数正規分布だから??
もすかすて計算ミス??






ファットテイルだから。なんて便利な言葉で納得せずもう少しやってみる。

けど、やっぱりよくわからないので、次は、あまり深く考えずに
終値比率(当日終値/前日終値)とその20日平均、および標準偏差(1シグマ)を算出。
対数はとってません。結果的には対数計算といっしょの気もしてるがよーわからん。
上記のボリンジャーときと同じくシグマ換算して分布を見てみました。




67.6%になりました。
バッチリです。













たまたまなのか、数学的に当然なのか、私にはよくわかりません。
が、、年間に50%も変動するよーなときは、差(足算・引算)で考えるよりも比(掛算・割算)で
考えた方がいいんじゃね?と思いました。

日足以上では比率で考える。(比率表示になってるので)チャート類も対数チャートを使う。ってのがいいんじゃないでしょうかね。
(indicator類は大抵の場合は比率じゃないので意味ないかもしれないけど。)
とりあえず、ボリンジャバンドは逆バリってぇのはやっぱり(?)辞めた方がいいと思う。
1シグマも2シグマも。MA系で逆バリなら乖離率の方がいいような気がする。

(例によって)余談:
冒頭に書いた統計の読み物系本に、アドルフ・ケトレーという人の話が出てました。
19世紀前半(まだ江戸時代だよ)の天文学者なのですが、統計的な手法(当時統計学は未だ確立されてない)を使って、「社会物理学」なるものを研究したとか。
ん?「社会物理学」??どっかで聞いたよーな覚えが。
そう、わりと最近はまってる、マーク・ブキャナン氏の著書 のサブタイトルに出てくるんですよ。
微妙に違いますが、突き詰めると似たような考え方。
おぉー!なんて思ってしまいました。
そして、ケトレーから統計を学んで活用しまくった人がかの有名なナイチンゲールなのだそうです。
wikiにも看護師、社会起業家、統計学者、看護教育者とあり驚いた次第です。
ナイチンゲールのような統計という道具の使い手になりたいものです。
---
「つまり統計学はあなたが立てた仮説が正しいかぎりにおいて、それを証明することができるのであり、仮説そのものを統計学が教えてくれることはありません」by筑波大の先生
道具は道具、そして道具はちゃんと使え!そうすりゃ100人力だ!ってとこでしょうか???


本文よりも余談が長くなってしもうたわい。

追記(11/24)

素面になって考えてみると、やっぱり数え間違い(計算間違い)の気がしてきた。飲酒検証なもんで。
そのうち再度検証してみます。


追記(11/24夜)
気になったので、EXCELとか使わずにそのまんま楽天証券のチャート画面上でカウントしてみる。
期間は昨夜(上記)に同じ。
日足の場合、初期値が25日なので20日に変更して終値が上下緑のラインに囲まれたとこを
数える。(ぱっと見で、半分以下ってのはわかるんだが。。。)
ボリンジャーバンドのシグマの求め方にも色々ありそうなのはわかるが
ど、ど、ど、うなっとるんじゃ?いったい???
±1シグマに収まるのは約40%程度
(楽天証券の日経平均でのケース)













気になったので、松井証券でも数えてみる。
アホらしくなってきたので、適当に雰囲気で数えた。
結果は、50%以下。いったいどーなっとるんじゃ???
前日のまでのものを先行させてるわけではあるまいに。(だって場中に動くよね、日足ボリンジャー)
ほかにもFXを含めて眺めてみたが似たような感じ。
セミナーとかボリンジャーバンドは統計的手法云々のもっともらしい話が出たら、ぜひ聞いてみましょう。「数えてみてください!」って。
ボリンジャーは統計学の標準偏差とは似て非なるものだと言えば、そりゃまぁそうだが、だったら、、、ねぇ。
個人的にもともとBBとかは見てないので関係ないですが、BB好きな方は教科書どおり(?)順バリに使いましょうね。
100年に1度だから。ということでは、ない。





なお、EXCELには間違いはなかったと思うが計算方法によっては68%になることは
わかってるが、それは恐らく一般的なボリンジャーではないだろう。と、思う。
前日比(差でもいいと思う、たぶん)をボリンジャーバンドにかければOKの気がする。どうしても移動平均を使いたければ、乖離率のボリンジャーバンドを使えば概ね正規分布の標準偏差が使えるのでは?とも思う。
その辺の詳細検証は、解決編にてそのうち。

2009年11月22日日曜日

オプションは、売りますか?買いますか?

勝率的には、オプション売りが圧倒するのでしょうが、損益はどうでしょうか?

デルタを排除して、純粋な(?)オプショントレーディング(≒ボラティリティトレーディング)の損益は?
先物でデルタヘッジを行いデルタからの損益を排除。
ガンマ、セータ、ベガによる収益を長期間で見てみることにします。

以下シュミレーションです。
期間
2005年年初から直近まで。
売買の方法
日経オプションを毎日引けで買い、先物でデルタをフラットに合わせる。
翌営業日の引けで手仕舞う。
(毎日、引けは前日分のポジションの手仕舞い、および新規の仕掛けを行う)
なお、途中でのリバランス(ダイナミックヘッジ)はやりません。
銘柄
ATM(At The Money)のPut、Call。期近モノ。
但しSQ前週の金曜からSQまでの1週間は期先モノ。
規模
Putをデルタ=-1.0相当の枚数ロング+デルタヘッジの先物ロング
Callをデルタ=+1.0相当の枚数ロング+デルタヘッジの先物ショート
デルタヘッジ用の先物は、0.1枚(ミニ1枚相当)で当てる。(ミニ登場以前も0.1枚単位でシュミレーション。)
Putのセット、Callのセットをそれぞれで作る。
諸経費
手数料、所得税&住民税を除く。
デルタの端数
先物が0.1枚単位なので若干のデルタは残るが無視した。


こんな図になりました。

















案の定(?)、相場観(ボラに対する相場観やIV-SKEWに対する相場観を含む)ナシの機械的なトレードだと、どちらが有利とも言えない
手数料と税金、およびスリッページを考えると長い目ではどちらも負け、
ブローカーと税務署の一人勝ち。二人勝ちとでも言うのだろうか?一人負けの方が合ってる気も・・。
これは、リーマンショックを特別扱いしたとしても結果は似たようなもの。
(100年に1度のことが過ぎたことだし?)、未だ根強いオプションは売りが有利説ってのは単なる都市伝説ですな。
ただ、今現在は売りが有利なトレンドが続いてるのも事実。

IV-SKEWの変化に賭ける複合ポジションはシュミレーションにありませんが、やはり同じく相場観なくして・・・だろう。
ボラの動きを置いておいて、単にレンジ相場を想定してのオプション売り(オバチャン売りと呼ぶ)をするなら、先物で逆張りナンピントレーディングをした方がRiskはデルタに限定されるので目的に適ってる。
(Riskが小さい=儲けも損も低いという意味)
逆にいうとボラのトレンドは原資産以上に続く気がするので、需給情報を読みつつの相場観をより生かしやすいトレードなのかも知れない。

負け方については、ここでも「買いは財産失い、売りは命を失う」感じです。
ん?逆?そうでもないか?
現物株の場合命を失うのは茹でカエル系でオプションは即死系なのかな?


以下は記憶による余談:
なお、今回は集計しなかったがかつての(1年以上前)似たような集計では、唯一右肩上がりだった
のが、週末を含む休日前のオプションロング。特にCall。
また、サンプルが少ないが連休の方が良かったような記憶がある。
都市伝説のおかげ(?)で、休日のタイムディケイを過度に織り込むのであろう。
選挙やサミット、米国NPLなど週末ならではのイベントもあるしね。

かなりうろ覚えであるが、ずいぶん昔に読んだラリーウイリアムズ氏の本に、たしかSQ前週末にオプション買え、というような記述があった気がする。
↓この本。

似たような理由であろうが、アノマリー(?)は未だに存在する模様である。


(おまけ)
微妙に便利な世界時計
常駐させてタスクトレイを右クリックでサクっとチェックが私的お奨め。

2009年11月21日土曜日

東証1部時価総額 vs 東証1部株価指数(topix)

(微妙っちゃあ微妙ですが、)ほらね。って図(笑)



指数ほどは、賭場(市場)から資金は逃げてないですよ、きっと。妄想ですけど。
ただし、「ほどは、」の範疇だと思います。


まぁ、NTの拡大するのも当然ですよね。

メタル・トレーダー

メタ・トレーダーじゃなくて、メタ・トレーダー。
昭和のころの昔の古い本の紹介です。

先般、相場仲間の某氏とランチをした際に、あるblogをご紹介していただいた。
(Bさん、ありがとうございました)
ご紹介頂いたblogさっそく読んでみた。面白い。その週末に一気に全部読んでしまった。

そのBlogにレア・メタルのことが書いてあった。

どうやら、レア・メタルはMCでもMBKでもなくSCでもないらしい。(余談:MC、MBKとは言うけど、なぜかSCって言わないよね?)マーク・リッチなんだそーである。

ってよーなことが書かれてあった。(へぇーそーなんだ)
業界では、(MCは知らなくても)MRを知らぬ者はいないらしい。(とは書いてなかったが)
ついでに、金でもリチウムでもなく世界を支配するのはクロムなんだそーである。
実際のところは知るよしもないのであるが・・。

ここから本題なのであるが(長いゾ、前置き)、
マーク・リッチについて書かれた昭和の頃を購入して読んでみた。

「今世紀ビジネス史上最大の犯罪者とされるリッチの半生を描くドキュメント」とのことで、
(クリントン大統領時代に赦免らしいby wiki。が、、)
陰謀系の本かなぁ?とか思いつつ軽い気持ちで読み始めたのですが、(どこまでホントで
どこから脚色かわかりませんが)オイラは妄想モヤモヤでMyGoldenタマタマが縮み上がりました。
クロムは出てこないけど、ソ連やらイランやら、、、。原油やらウランやら、、、。
ウランってメタルだっけ??
リアルトレダー、恐ろしかぁ・・・。

メタル・トレーダー―地球を売買する男たち

どうやら、絶版っぽいので中古どうぞ。
同名の本が別にあるので注意、副題に「地球を売買する男たち」とある方です。

(リンクが間違えてたので修正しました)

2009年11月19日木曜日

FX デイトレでお勧めの通貨ペアは?/煩悩線また炸裂してた(過去形、、涙)

通貨ペア別のHV(をベースにした想定値幅)とスプレッドの比較表。

どう考えても、チャンピオンはユーロドル。次点はユーロ円
少し譲って、ケーブル、ポン円、オージー、オージー円くらいかな?
でもボラの傾向からしてユーロドルだな、たぶん。(←やっと昨夜のネタにつながった)

低ボラで(バタつかない)、値幅ポイントはそれなり、かつボラが上昇傾向
→日計りトレンドフォローに向いてる。感覚的なものだがたぶん合ってる気がする。

とりあえず、ドル円様、さよぉーーならぁーーー。(ウソです)
ただし、あくまで現状の値動きでの話。



あぁ、暇だ。(なにがって?内緒です・・)

追記)
以前ファイルをUPした(ユーロドルの)煩悩線、大炸裂。利食いもバッチリだったハズ。
ドル円もいい感じではあるが利食いが微妙。まぁ、18時くらいに89.10の煩悩線にタッチして
止まってるんでこれからという話もあるが。

なお、例によって見てませんでした。
暇だったのによぉー、今日・・・。しかもユーロドルええよ、って書いたばっかりなのに。
ぶつぶつ、、。





FXの注文情報

GI24の9:52配信の【インターバンクオーダー状況】によると、

90.50円 ストップロス買い
90.40円 売り
90.00円 売り
89.90円 売り
89.80円 ストップロス買い
89.70円 売り
89.60円 ストップロス買い
89.50円 売り:ストップロス買い

89.30円(現在値)

88.70円 買い
88.50円 買い
88.20円 買い
88.10円 ストップロス売り
88.00円 ストップロス売り
87.90円 ストップロス売り
87.50円 買い:ストップロス売り


一方、日米個人向けのFXの注文状況(指値とSTOP注文)は、


←日










←米









だいたい投機筋の考える節目は似たようなもの??
ストップ注文状況から察するに、今日は『短期筋』はShortが溜まってるのかも知れない。
まずは、(89.Lowを下にぶっこ抜けなければ)上値89.60-65を試しに行くのでは??
作戦的には、流れはまだ下なので、STOPでShortが軽くなったとこでShort参入したいとこ。
89.80-85まで引き付けたいとこであるが、来るかな?
もし見れたら上げ止まり形状を確認して発射したいとこだが、とりあえず指しておこうっと。

なお。ここのところのドル円の日中の動きは、ひと波動=50~60銭。
日足で方向を決めて、日中の値幅を想定し、注文情報で整合が取れたときはレッツゴォー!
(これに特化してやってればなぁ・・・)

2009年11月18日水曜日

トレンドフォローに向いてそうな銘柄

日足のスイングでトレンドフォローが良さげな銘柄。
色々眺めてみました。
尺度に使ったのは終値カギ足。(過去5年間を対数チャートにしてます)

事前予想では、T-note
指数系でざっくり眺めたところ、(今日のところ)チャンピオンは
VIXでした。




薄々感じてましたが
ボラこそ順バリでしょうか?

ちなみに、ベガトレード(ボラティリティのトレーディング)は逆張りという話もblogや、
(有名人の?)書籍でも目にしますが、
そりゃボラトレーディングじゃなくて、原資産のレンジを想定したデルタトレーディング
じゃなかろうかと・・・。
もっというと、単にオプション売ってるだけじゃね?
資金さえあれば勝率高いから、人気でるからかな?

トレンドに沿って押し目買い戻り売りなら、「失礼すますた」ですが、
そんな雰囲気はないですね?

日経平均では残念ながら、VIXに相当するものはないので、
おまけで日経OPの(ATMの1限、2限を配合)のIVのつなぎ足です。
(2005年年初から対数チャートです)




終値でのダイナミックヘッジを使いつつやればVIXでのスイング相当のことが出来ますが、
ベガShortは、夜間GAPを考えるとちょっと怖いですね。
尚、ベガトレードとガンマトレードは、似て非なると個人的には思うです。その心はまたそのうち頭の中を整理してから書いてみたいと思います。


この図(↑)、よーく見ると(ATM)IVよりもHVの方が行きすぎるよーな。
このサヤを取るには、、、、??
そのまんまの方法はないけど、考え方は合致するものはできると思います。
キーワードは模造オプション。(妄想というか完全に思い込みですが)
それっぽいことを1年くらい前までやってましたが現在諸般の事情によりお休み中。
(そろそろ、再開のタイミングかも)

余談)
これは個人的見解ですが、
モミモミレンジ相場で、レンジを想定して(ベガトレーディングの意識なく)日経オプションのShortストラングル売りとかするくらいなら、
それってデルタトレーディングだと思うので、ナンピンすればいいのですよ。きっと。
先物使って模造オプションを生成すればいいじゃないの?って話。
その方が目的に適ってる。

HVでも使って仮想オプション使って、仮想のネガティブガンマをやれば良い。
面倒なら移動平均乖離率かなんかを使っても良かろうかと。

その方が(アパッチ軍団向けには適しませんが)ベガRisk、ガンマRiskがない分、大怪我はしないんじゃないでしょうかね?

(レシオやバックのスプレッド系でもなく、ストラドル系においてですが)
テクニカルというか、あくまで(価格情報だけの)相場観なしの機械的なトレードでの話しですが・・・

2009年11月17日火曜日

Cableとフィボナッチと煩悩線


連投です。全く違うネタですが・・。

ドル円とユーロドルしかやらないんで他は、殆ど見てなかったのですが、

今週は、横目でポン円とCableを見てました。
ドル円があまりに動かないので(特に起きてる時間帯)、ポン円でも手を出してみようかと、、、。

ドル円ほどではないけど小動きではあるが、GBPの方が動いてるよーな。
そして、ポンエンよりもCableの方が扱い易いよーな気が・・・。
もしかして、フィボナッチの押し戻しとエクスパンションが効いてる?
隣の芝生は、、、系なのかなぁ??

にわかフィボナッチ信者になって、少し目を慣らしてちょっとTRYしてみよう!















煩悩線もバッチリである。(たまたまか、、、?)













公募増資と指数

YさんのBlogをはじめ色々とネタになってる(?)三菱UFJFGの公募増資(検討中らしいですが)、
決定なら3大メガバンクと2大証券が全部公募増資したことになります。

最近では日立など、コア30銘柄クラスの(時価総額的に)大所が公募増資を決行してます。
公募増資の状況は、こちら

公募増資で株数が10%増えれば、単純計算での株価は1.1分の1に成るはずですが、
感覚的に(←ちゃんと検証してない)そこまで下げてないような気がしてます。

で、ここから妄想。
コア30銘柄クラスの公募増資で単純計算を大きく割らないと何が起こるか?
たぶん、指数を介した需給ギャップが生まれる

大型公募なら、株価によらず、FFW(浮動株比)が変更されるので、(→TSE浮動株比率 )
※増資の規模や形態によってはFFWが上昇しないケースもある。臨時の対象にならないと定期見直しタイミングなので。


結果的に、(単純計算を超える)大幅な下落でもなければTOPIXなど指数に占めるその銘柄のウエイトが増加することになるので、パッシブものはもちろんのこと、Topixをベンチマークとしたファンドのマネージャーはアジャストというかリバランスするでしょう。その公募銘柄を買い増ししなければならない。
買わなくてもいいけど買うでしょう、たぶん。(単にアジャストなら月末大引けクロスだけど)
もちろんその資金は、その他の銘柄を少しずつ売って作る。

財務基盤の安定などの他、たぶん、先回り思惑買いを含めて、そんな需給理由(持たざるRisk)で下がりにくいのではないでしょうか。
んで、払い込みと月末FFWの変更によってこの需給GAPネタは終了します。

なお、日経平均株価の場合、特に(日経平均という指数から影響される)需給ギャップというかアジャスト問題(?)は発生しないと思います。

作戦的には、
(発表前の)直近の安値、、もしくは発表前日安値を、
希薄化分を単純計算した株価付近にSTOPを置いて突っ込みがあれば買ってみる。
というのはどうでしょう。
指数全体が上昇中(今年度上半期)やモミモミ(現在)の状況では通用するのでは?
但し、FFWの定期見直しは終わったばかりなので事情が違うかも。

それと、MUFGがもし公募しないとなったら(希薄化懸念がなくなるので)、瞬間吹くだろうが、
決して買ってはいけない。と思う。また、増資の形態や規模によっては、FFW見直しの対象
にならないので・・・。

あとは、月末大引けのクロスや増資銘柄の日中VWAPとかもなんとなく気になる。

なお、今回の妄想は、まったくもって未検証につき自信なし、です。(ご指摘お願いします。)

それにしても、大型株の大型公募増資がこうも続くと、べき乗指数(係数?)がどんどんUPして、
TOPIXはそのうちコア30になってしまうんじゃなかろうか?

参考記事

2009年11月14日土曜日

レンジ想定ツール

まぁ、今日も(は?)、わりといい仕事した模様です。
例によって、まったく見てませんでしたが・・・。(飲み会でした)
ダウンロードはこちらからどうぞ。

パラメータは毎日変えてね。
IVと書いてますが、最近小動きにつきHVを使ってます。
HV算出も計算さえ手抜きしてこちらの数値を使わせてもらってます。

↓ ドル円5分足


よかったらどーぞ。
できれば利食い損切りラインで使った方が無難。
もう少しボラが高ければ、逆張りのエントリでも使えると思ってます。
が、損切りは是非浅めに!

ロジックについては、そのうちウンチクを書いてみたいと思ってます。
(ウンチクってほどのロジックじゃないんだけど・・・)

2009年11月10日火曜日

遅行スパン(一目均衡表)について考えてみる

--- (わかりにくいので追記)サマリー ----------------
遅行スパンのクロス=25日単純移動平均線の方向転換
------------------------------------------------

今更ながら、遅行線(一目均衡表)の意味を考えてみました。

一目均衡表の各ラインの意味は以下の通りです。
転換線:(9日間の最高値+9日間の最安値)÷2
基準線:(26日間の最高値+26日間の最安値)÷2
先行スパン1:(転換線+基準線)÷2を26日先行
先行スパン2:(52日間の最高値+52日間の最安値)÷2を26日先行
遅行スパン:終値を26日遅行
※数字は全て当日を1として数える。(「1日遅行」なら、「ずらさない」という意味)

個人的には、転換線と基準線について、9日間、26日間の各半値ライン(半値押し戻し)として見る程度で、雲(先行スパン1,2)も遅行スパンについては、(意味不明、もとい理解不能に付き)殆ど気にしてません。
が、一目均衡表の各ラインの中では、最重要は遅行スパンらしい。
(そんなもんより日柄を数えろ!ってのが一目均衡表らしいけど。)

遅行スパンについて何を表してるのか少し考えて見ますた。
・遅行スパンというのは前述の通り当日の終値を(当日を含む)26日前の終値と比較する。
・一方で、主に株で注目されてる(?)25日移動平均線は、(当日を含む)25日間の終値平均。
25日前~1日前(1日前ってのは今日ですが、、、あぁややこしい)の終値平均。
・前日の25日移動平均というのは、(当日から見れば)26日前~2日前の終値平均。

なんかクドイ説明になりそうなので省略して結論を書くと、
遅行スパンがクロスするというのは、25日移動平均線の向きが変わるということ
至極当たり前のことなんですが、今日始めて気がつきました。
きっと先行スパンも似たような意味付けができるような気もするけど今日はここまで。
あぁ、なんだかスッキリ

遅行スパンは26日遅らせて書くよりも26日先行させて書いた方がこの点においては、見易いですよね。(図の白っぽい線、先行線と表記)
この「先行線」と株価のクロスと、MA25(図中は黄色)の向きの転換を見比べて頂くと分り易い。
(遅行スパンと雲の位置関係とかもあるのかな? )

明日(11/10)の日経平均が9731.87超えで終われば、遅行スパンクロスでMA25も上向きに転換っす。
為替の場合、移動平均25日よりも21日が多いような気もしますがその場合、一目の遅行スパンは(上記のような目線で見るのならですが)、26日じゃなくて22日で見た方がいいかも???

2009年11月6日金曜日

経済物理学で考える

本日(2009/11/06)日経朝刊27面の「経済教室」は、「経済物理学で考える」の3回目。

最近Myブームの「べき乗グラフ」が出てたので記念撮影。


バブル期の土地価格もべき乗分布だったとか。

そりゃそうでしょ!って最近は思うようになったけど、
べき乗指数でバブル度を表現ってのはなかなか面白い。

バブルの原因は順張り投機とか、そりゃまぁそうでしょ(笑)







これを見て何を思うのか?
バブルって馬鹿げてるね、人間の行動は、、、etc
よりも先に、
バブルって旨そうだね。銘柄選びなのか?などと妄想したそこのアナタ、アパッチです。

日経新聞ネタついでに、日経テレコン21。私は毎日使います。
かつてはテレコン野村版を使ってたけどサービス終了してしまったので、最近はテレコン楽天版


本誌朝刊はたいてい駅で買うのですが、夕刊は日経テレコン。
読むのは、データ記録用に数表(海外金利など)とマーケット総合面の「ウォール街ラウンドアップ」というコラム。





今日の記事(といいつつ過去3日分)が、朝刊、夕刊に加えて、産業、流通、地方記事についてほぼ全部が読めます。
記事検索なら5年分くらい。
超便利!無料だしね。
なお、経済教室は著作権が絡むらしくテレコン上では読めません。
ご興味があれ方は、紙面で読んでくださいね。(もう捨ててたら図書館とかで)

余談ながら、一年くらい前まで宅配だったけど、ヴェリタス辞めたら勘違いされたらしくなぜか日経本誌も届かなくなった。
んで、家のゴミ減るし(チラシ系)、そのまんま。

以上、ご参考まで。でした。

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追記:ホントに余談。
さっきドル円、90.10でキモダメシ系のロン毛エントリ。
雇用統計直後だが、想定レンジ下限。一旦ブレーキが効くだろう。スプレッドも正常に戻ってるしね。
抜ければ切ればいいし。
よっしゃ!約定!とりあえずSTOPを速攻で入れとかなきゃっ!!
あれ?あれれ?????STOP注文がでけん!!!がなぁ。
ん?あれ??と思ってる間に10P以上撥ねてるゾ。
もう利食いっておこう。
ん?あれ???成行き返済もでけんがなぁ!!まずいっ!
約定通知はあったぽいんだが、ソフトを再起動しようとすると「ポジ残ってまっせー」ってメッセージが。
うーん、、結局大急ぎでソフトを再起動。こんどは決裁できそう。
幸い90.16で逃げることができた。滑って90.14でのエントリになってたので、+2P。
慌ててガチャガチャ操作したので、、、念のため注文状況を確認。
なぜか、AUD/CADの注文が入ってた。しかも89とか意味不明のレートで・・・。
いろんな意味でキモダメシである。


どぉーーなっとるんじゃワレ!!いつもなら、速攻ゴル電するとこだが、ここのシステムはこんな感じなんで、いつもの通りといえばそうなんで、、まぁ仕方ないか・・・。
えっ?なんでそんなとこ使ってるかって?
ちゃんと動いてれば・・・・、使い易いんですよ、レバ10で玉も超プリティ玉だし。
社名は前に書いたのでナイショにしときます。


あぁー、下がってきましたね。
トラブルがなければSTOP食らってたとこでしょう。結果的には、ちゃらで逃げられてラッキー?
キモダメシというよりもウンダメシのような口座である。


P&F

ドル円の短期トレード(デイトレード)で、P&Fは、個人的には有効だと思っています。
予め決めた方向でデイトレやる私の場合、その日の方向を決める材料のひとつに使ってとしてですが使ってる程度ですが。
10×30、20×60くらいを見てる人が多そうな雰囲気ですが、付けるのは大変です。

んで、私は簡易P&Fというか値幅足をEXCELのVBAで作って短期取引において、
方向観や利食いや損切りの参考にしてます。あくまで参考ですが。
当初は、利食いや損切りするのに『値幅感覚』がなく困って苦肉の策という感じでし
たが、今は積極的に使えて、、、、るかな???

エクセルに分足(5~15分足くらい)の4本値をコピペ&VBAで、こんな感じ。
4本値のうち高安の順序は勝手ロジックで評価して順序を決めてる。
(この例↓は、値幅=15P)


ちなみにメインで使ってるのは、20P値幅、期間1ヶ月程度でこんな感じ(↓)
値幅足にトレンドライン&チャネルラインを引きまくり。
トレンドが変わりそうなときには角度を同じにしてまずは引いてみる感じ。

P&Fってもっと奥深いのかな?よくわかりまへん・・・・。


(現在、完全個人仕様なので)少し手直ししてから、ファイルUPしときます。って、、、エセP&Fは誰も使わないか、、、。

2009年11月3日火曜日

TOPIXの内訳

先日、日経平均225銘柄の内訳を見てみたので続いて、
東証株価指数=TOPIXの1683銘柄(2009年9/18時点)について内訳を眺めてみる。
※株価と上場株数は、9/18時点で、浮動株等は10/30時点の数値を使ってるので、問題アリ計算ではあるが概ね傾向はあってるでしょう。
(ここのところ相次いだ大銘柄の増資分がやや不安ではあるが・・)
こうして見ると日経平均よりも偏って見えます(あくまでシェア的に)。


上位30銘柄で、35%
上位100銘柄で、61%
2割にあたる336銘柄で、86%のシェアなので正に2-8の法則。








←両対数にしてみる。





topixのサブインデックスシリーズ別では、
コア(30銘柄)35.2%
ラージ(70銘柄)25.1%
ミッド(400銘柄)30.6%
スモール(1183銘柄)9.0%



TOPIXの算出は、「株価」×「上場株式数」×「浮動株比率」が基準。
なので、(株価の単純平均である日経に比べれば)賭場への資金の流入・流出を反映しやすい。と、思う。

自動車、金融、商社、通信、製薬、(大手総合)電気が上位に並ぶが、
シェアの大きめの多くの銘柄がある金融と自動車関連のシェアが、日経に比べると大きいです。

TOPIXは、自動車やメガバンクがこけると、(他が少々頑張っても)苦しいという指数になってます。

せめて上位の30銘柄くらいの決算やニュースは抑えておきたいものですよね。



ついでに上位各社のシェアに沿った為替影響度(及び想定レート)も抑えておきたい。
これはまた、そのうち。