2009年12月18日金曜日

テクニカルセミナー

3ヶ月に1回のテクニカルアナリストによるネットセミナー。
講師は大和総研の木野内栄治氏。毎回、楽しみにしてる。
http://www.daiwa.jp/seminar/netseminar/index.html#091218
けど、、、最後の方しか見れなかった・・・。(たぶん近いうちにオンデマンドでアップされると思う)


この人の視点は面白くて、少々乱暴にいうと経済指標そのもの含めてテクニカル分析してる感じ
単なるアノマリーじゃなくて、説明できる仮説(シナリオ?、妄想?)が建てられるサイクルに注目してる点がひと味違う。と思う。


■例えば、0の付く年は長期金利が云々。
あぁアノマリーね、ふーん。
普通なら、そうなんだけど0の付く年は郵貯大量満期で国債が云々。

■例えば、バーゼル規制変更の年の年央は云々。
ずっと毎回、バーゼルについて語ってる木野内さんは、どうやら最近ちょっと嬉しいらしい。

■例えば、日本株の大底とドル円の大底のタイミングのズレは過去云々。
輸出企業(外需)主導で大底から反転し少しずれて円高が云々で、その後内需が云々で結果遅れてドル円が大底を付ける(のではないか)。で、約××ほど大底がズレるというアノマリが云々。

■例えば、中間選挙の年の後半は云々。


■そのほか、バブル崩壊は高値更新20年かかるなど、かなりマニアックなサイクル論者。


■そしてなにより、実体経済と政策の経済効果に敬意を払ってる(=過去を照合して冷静に分析してる)点に謙虚さを(勝手に)感じる。(これは感想)


いつもこんな感じ。
あぁー、こういう見方をするんだ、なるほど。といつも思います。(すぐ忘れちゃうんだけど・・)


個人向け(も?)に語ってくれる人では、他に思いつくのはOさんくらい?
そういえばOさんも、私はテクニカルなんだよと以前伺ったことがあるが、そういえばバブ
ル崩壊は高値更新に20年必要って言ってた気が。


尚、お2人がテクニカルと言ってるのは、
テクニカル派≠所謂テクニカルパラメータ、
テクニカル派≒サイクル論
と思います、たぶんだけど。


以前、(同じく3ヶ月に一度セミナーやってる&一部マニアックなファンが多い?)O氏に「3ヶ月に1回じゃなくて毎月やってください」、
ってお願いしたら、「勘弁してください、死んじゃいます」と真面目な顔で言われました。


当たり外れよりも、考え方を学べるセミナーが好きです。(だいたい誰の予想でも当たるわけないんだし)


よかった参考にしてみては如何でしょう?
まぁ、こういうのは好き嫌いの要素が多分にあると思うので、あくまでご参考まで、ということですが。


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以下余談:私の愛読書。
相場系ジャンルだんとつのNo1は、
「鼠たちの祭り」(著:沢木耕太郎)だが、これは前述のO氏に推薦され嵌った。
短編集人の砂漠 (新潮文庫)に収録されたアパッチと呼ばれた大阪阿波座の場立の人たちが手張りでいい夢と地獄を見た物語と、その彼らが提灯を付けたという相場師、板崎喜内人について書かれてる。
何度読んでも読むたびにいろいろなことを考えてしまう。深いのある。きっと。
鼠って呼んだとこが、さすが。(Amazonで¥1円ってとこが悲しいゼ)

そうだ!掲示板の名前をそのうち変えよう。アパッチ掲示板!
いや、、、出世(?)したらにしよう・・・。




2 件のコメント:

umasashi-basashi さんのコメント...

アパッチ掲示板!

伝説の「売り専掲示板」みたいで格好いいです!

>当たり外れよりも、考え方を学べるセミナーが好きです。
 これには100%同意です。
 

はたふり川 さんのコメント...

>格好いいです!
そうですか!
じゃかえときます!