2010年10月31日日曜日

EUR/USD この1年(検証)

馬鹿っぽいシステムでこの1年を15分足で検証。

期間は2009/11/2~2010/10/30、15分足は「NYの冬時間」は、東京時間月曜7:00~土曜6:59、同じく夏時間は月曜6:00~土曜5:59までを使用。

ルールは40本高安をブレイクアウトしたら翌足の始値でエントリ。

40本高安の40%(≒38.2)押し戻しラインを終値ベースで抜けたら翌足の始値でイグジット。

40に深い意味はなく4に拘ってみました。タートルこんな感じじゃなかったっけ??

40HLでエントリの20HLでイグジットも悪くないがこちらの方が安定的。

たぶん、小まめに売買するのがいいのかも?

時間帯を選んだり(東京の10時~15時は避けるなど)、利食いを入れるなどの最適化をすればもっと良くなるが、たいして変わらない感じ。詳細にはやってないけど。

なお、スプレッドを0にして手数料を片道2Pとした。

要するに、ベースの戦術(戦略じゃないよ)としては、ユーロドルの15分足は逆張り禁止。阿呆になって順張りしとけ?

628回(1日当たり2~3回転)で211勝417敗の勝率33%、

PF1.3、

平均利益が50P、平均損失20P、

平均ドローダウンは▲103Pで、最大ドローダウンは▲346P(回復に84回転かかった)

最大4連勝の12連敗。

まぁ、下げて上げてのトレンドが出た1年ですから何とも言えません。

図を見ればわかりますが延々と損益トントン(200Pくらいの幅)が続いて(これはこれで凄かったりするが)、ときどきバーンというか負け知らず状態になって儲かります。

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ちなみ私は24時間というか月曜早朝~土曜早朝までの120時間/週、戦えませんので不採用です。(だれか、、、自動売買作って・・)

通用するのかどうか不明ですが、雰囲気的には、とりあえず15分足HLの方向には逆らわない方がいいような・・・。

切り返し時間帯(EUR/USD)

 

60PointReversal(60PのP&Fもどきの値幅足、スイングチャートともいうらしい)は、どの時間帯に発生してるかを集計。

3つは同じものだけど、市場別の時間を反映(サマータイム考慮)。2009年11月中旬から集計。30分足ベースのEXCELチャートに手作業で転換点をつけてたものを機械的に集計したものなのでキッチリ60Point以上というわけではない。

 

キャプチャ

(画像クリックで拡大)

 

イメージ通り、イメージと少し違うものがありました。

案の定なとこ

・ロンドン8付近(東京Cut、フィキシング、アジア→欧州参入)

・ロンドン16フィキシング付近(米国参入、米指標、NYcut~フィキシング)

以外なとこ(あんまりないけど、)

・東京9-10時(これはドル円だけか)の方向転換もう少しあるかと

・東京6時が割と多い。シドニーの乱高下?月曜朝イチの窓開け→窓閉め→Woops!状態?

・N.Y.の午後イチ(東京深夜3時頃、FOMC等)とNY16時台(大引け、為替もNYclose)での転換はもう少し多いかと思った。

EUR/USD この1年の動きと妄想的臨界点

ロンドンがサマータイム終了なので(米国は来週いっぱいまでサマータイム)、いつも見てる数字について、この1年間の動きを整理。

いつも気にしてる数字はIV

キャプチャ

「日足値幅」と「IVから算出して想定値幅(1シグマ相当)」の関係に注目。

想定値幅に対して実際の値動きは(1/19~直近までを集計。グラフは2009/11/2から。)、

平均=1.5倍、標準偏差=0.5倍(最大=3.4倍、最小=0.6倍)

中央値=1.4倍(四分位:1.1~1.8)


妄想的臨界点について

IVと値幅を比較するのには(終値の変化などと違い)理屈的には本来の意味を逸脱した使い方と思うが、同様の「想定レンジ(前日終値+-想定値幅)」と合わせて「ヘッジ(がしたくなる)値幅、ポイント、ゾーン」などと勝手に名付けてデイトレードで使ってる。使えるかどうかは・・・だが、利食いや突っ込み売買の回避には使えると思って使っている。抜けるにしても一旦は止まること多い、と思う。無論そこまで届かない日もよくある。酔っぱらってついつい逆張りしてしまうという想定外の使い方をしてしまうのが悪い癖。

なお、想定値幅算出のIVは前日のロンドンタイム(時間まちまち)のATM、1weekを使用。急激な変化は都度調整。計算用の年間日数は計算が簡単なので256、または365を使ってる。(√256=16)。IVの1monthとHVとも比較しながら見てる。


(用語の補足)

IV:インプライド・ボラティリティ(Implied Volatility)。 オプション価格から逆算したボラティリティ。予想変動率。オプションは権利行使価格(Strike Price)×権利行使日(残期間)で銘柄多数、銘柄毎にIVが存在。

ATM:アット・ザ・マネー(at the money)、権利行使価格≒現在価格のオプションの銘柄。

HV:ヒストリカル・ボラティリティ(Implied Volatility)。値動きから算出したボラティリティ。終値、期間は20日(営業日)が一般的(?)。

(おまけ)

というか妄想にまつわるうんちく?反省?誓い?

妄想の元になってるのは、オプションの買い手(ポジティブ・ガンマ)と売り手(ネガティブ・ガンマ)の日次収益が拮抗する(ガンマ収益=タイム・ディケイ収益)となる地点、つまり妄想的臨界点は、ブラックショールズ式上では(BS式なのでボラティリティ一定の前提だったりするが・・)、実は上記の想定値幅分の値動きになる、というのはなんとも不思議な事実(方程式解けばまぎれもない事実なのだが)。実際問題は、んで起点はどこなの?を筆頭に使うにはどーすりゃええんだ?満載ではある。が、妄想臨界点として心の拠り所として使ってる。

「妄想」臨界点、オバちゃん売り(スイング的な時間軸でレンジ想定オプションのオプション売り、ショート・ストラングルでノンヘッジ、男売りとも言う?)を除いて、オプショントレード(スポットのヘッジにオプションとも違うよ)経験者なら、この妄想臨界点が平均的にヘッジを掛けたくなるポイントだと感覚値に近いようにも思う。まずはポジティブ・ガンマ組の逆張りヘッジでブレーキがかかり、続いて抜けたらネガティブ組のヘッジが入るイメージ。

このへん、もし興味があればずいぶん前に書いた日経オプションのレポートの最終ページにある参考文献でも眺めてみてくださいませ。(blogタイトル下の「ダイナミックヘッジはこちら」にリンク、pdfです)

ユーロドルにシフトして10ヶ月。デイトレードの考え方は、ほぼ固まってきた今日この頃。(といっても、主に方向性はメルマガやFX会社の情報欄、セミナーなどから男の直観で取捨選択した人様の相場観をもとにしてるので、オリジナルはレンジとタイミングだけなのだが・・・。)

そろそろ、基本ルールを文章にして整理しておきたいとこである。こちらはそのうちに・・。

そして、ロットを少し上げてやりたいとこだが(今のワタスの満玉は、ルールとして3枚にしてる)、まずは小ロットのままでルール徹底でやってみてから。延髄クリック禁止令か、、、、うーん自信ない・・・な。

以上、デイトレに想定レンジって持ってますか?を書こうと思ったがずいぶん話が逸れてしまった模様。

2010年10月24日日曜日

データで見る日本経済の本当の病状

「データで見る」とくれば思わずそそられてしまうのが賭博狂の悲しい性。

videonewsの今週のゲストは、読者から鱗と評判でバカ売れらしい「デフレの正体 経済は「人口の波」で動く」(750円)の著者、藻谷浩介氏。

まる激トークで聞き手の小幡績氏によると、「こんなつまらない本が眼から鱗と売れるのが眼から鱗w」だって。

この本、私も読みましたが面白かった。疑問もあるけどあるがとても読み易かったし、あー確かに感覚的にはそうだなぁと思うことも多かった。それをいいちゃぁーってのもあるけど。

タイトルがちょっといまいちな気がする、「データで見る・・」の方がいいと思うんだけど。

KY=空気しか読まない、SY=数字読まない、GM=現場みない での議論が横行してると言ってた気がする。空気に惑わされず、数字と現場を素直に見て普通に考えれば現状見えるでしょ、ややこしいこと言う前にまずはちゃんとみましょうよ、ってことなのかな。

マクロ数値の「率」ばっかり見るのはくるくるぱーらしい。耳は痛いが、うん、それは言えるかも。思い当たるふしもある。なんとかバンドとかRSIとか何とかボッチとかばっかり見てて、うっかり値動き見忘れてたみたいな話かな?違うか。

人口分布図の推移(人口の波)の話は大和の木野内氏などもよく使う話(木野内氏は中国分析でよく使う)で個人的には特に目新しさはなかったが人口動態図がよくできててでわかりやすかった。videonewsではそれが紙芝居になってて動かすと妙に説得力があって感心してしまった。

オンデマンドは「マル激トーク データで見る日本経済の本当の病状」(525円/月)

藻谷氏がマシンガントークで語り、聞き手の小幡績氏がぼぉーっと突っ込む感じで笑えた。

あーそうそう、本は立ち読みでもいいから7章と8章だけでもいいから読んでほしい、と。私も読み直してみよう。

ついでに、KYといえばこれ、 「空気」の研究 (山本七平)(490円)

古い本ですが、日本人のKY(空気読めないじゃなくて、空気ばっかり読みすぎ、左右されすぎ、空気ですませて白痴化)体質、今も脈々な感じなのでKY研究本でお薦め。

今回の紹介はしめて1765円(新品正価ベース)。お安くげてみました。

先週の動きと作戦会議 その2

 

EUR-USD 15分足、約6日分

・値幅足Zigzag(10×2)、PSar

・煩悩線(Fib)、週初来平均線

・ロン8ゾーンにN8と東8ゾーン(OpeningRange)を加えてみる。

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作戦的には、

煩悩線とOpeningRangeとの位置関係を参考に、ZigzagやPsarで方向を定めFibでタイミングをとってエントリ。

見るもの多すぎ・・・かな?

といいつつ、市場ゾーンとMarketProfile。同じく15分足。

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結局のところ売買時は値幅足と半値見てるだけだったりするのだが・・。

目ん玉2つしかないので、、、。

2010年10月23日土曜日

今週の復習(2010/10/18-22)

Zigzag(値幅20Pと60Pのカギ足もどき)でシュミレーションしてみました。

以下、ZZ20、ZZ60と表記。

(売買ルール)

■フィルター:ZZ60上昇中なら買いのみ下降中は売りのみ。

■エントリー(買い):ZZ20の安値が切り上げ確定。Wボトム含む。

■エグジット(転売):以下のいずれか。最大損失は23P(スプレッド2Pの場合)

・ZZ20の高値が切り下げ確定。Wトップ含む。

・ZZ20がエントリ直前の安値を逆抜け。

・ZZ60が下降転換。

(通貨ペア・期間等)

先週のユーロドル、元データは15分足、スプレッド2P、スリッページは考慮せず

(結果)

売買ポイントはこんな感じ。

青色:ロング(右肩上がりは利益、右肩下がりは損失)

赤色:ショート(右肩下がりは利益、右肩上がりは損失)

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成績はまぁ微妙。このままじゃ使えませんがヒントはありそうですな(?)、半値様とかトレンドラインとかいいかも。トレンド出ればなんでもありだろ、という話もありますが。

10勝15敗で、90Pointのプラス。Longが5勝8敗のプラス60、Shortが5勝7敗のプラス30。

単純な機械的売買なのでもうちょっとやりようがあるだろうと思いつつ、、、。

まぁ、方向感やボラの相場観をメインにしつつもエントリとストップは機械的にやりたいもんです。

ということで、週末の作戦会議終了!(ひとりだけど・・)

なお、ZigZagは以前にUPしたこちらのEXCELを使用して作成。→こちら

2010年10月20日水曜日

マーケット・ウィナー2

まずはこれ。

確かに半値以下に下げてる。 図は1977年から、【対数】目盛。

360→180から始まって、前回は160→80(79.75)まで。今回は73台?

Part3で岡崎さんが「半値割らないと止まらない」の法則。

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Part1 直近の日本株の動き


WM2 R23 2010/10/14 Part1

「マネーの鉄則 新衰退国ニッポンを生き抜く」 11月発売だそーです。

Part2 日銀の包括的な金融緩和


MW2 R24 2010/10/14 Part2

本丸はREIT経由で東京の不動産価格を上げることこか?

Part3 1995年頃の動きを復習


WM2 R-25 2010/10/14 Part3

円とユーロ(マルク)の動きを並べて15年前と比較。なるほどこれは興味深い。

90円くらいまで一旦戻るかも知れないが、ドル円は2012年に72円(144÷2)が大底か?

都市伝説系だけど覚えておいてもよい数字では?

だそうです。(147.65÷2の73円だと思う)

あと、中長期だと円はユーロの波動を追いかける法則ってのをずっと以前に岡崎さんが言ってたよーな気がするが詳細忘れた。あれはなんだったっけなぁー。

2010年10月19日火曜日

高値切上、安値切下、どれくらい続くのか?

 

約1年分について、EUR/USDの15分足(Bidレート)で集計してみました。

高値の連続切り上げ、安値の連続切り下げ(それぞれ同値含む、孕み足もカウント)の回数は、最大は14回と15回でした。

切り上げ、切り下げが発生すると次の足も切り上げ切り下げが発生するのは57%くらい。

ざっくり連続4回くらいまでだいたい55%前後。

計算間違いか??という感じのエッジ。(計算間違かも知れませんがEXCEL消してもーた)

ただし、同値、孕み足もカウント、また陰線、陽線の区別はありませんので数字の解釈は要注意

 

で、たぶんブレイクアウトでデイトレード的に攻めると、相場観が正しくないと多分負ける。でだ、検証するのもめんどくさいのでバカっぽい雰囲気で、OCO注文でコマメにジョビング敵に取る作戦。

具体的には、前の15分足の半値付近(値幅と前の足の終値とも関係するけど、1/3、半値、2/3、値幅大きめはナンピンで)で指値、利食いは高、安ツラ合わせ、損切りは安値転換、高値転換。ドテンはなし。15分に1回、OCOを入れる感じで。

入りそうにない場合は前足、(進行中の)当足の2本あわせて、押し戻しを設定。

多少の相場観さえあれば意外といけるのでは?

今日はバッチリです。ただし、注意点は放置プレイの方が楽ちんで儲かのにぃーと後悔しないこと。(そもそも、放置プレイできるほどの相場観があれば、こんなこと考えないし・・)

 

図は、1分チャートに15分足の高安と半値を重ねたもの。

パラボリック起点やZigZagの高安の流れもあわせてみるのが(懐具合を含む体調?によって目線がブレずに機械的にできるので)オススメ。

そのほか、ZEROZERO付近、高安節目付近など、スルーを含め適宜柔軟な対応を。時間も。

※また、MP的発想かもしれませんが、走ったとこは埋めにくるのは、日足も1分足も同じ。そこはフラクタルですな。たぶん。

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15分足(赤)を1つシフトした図

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これで、もし損をしたら運が悪かったってことで。

もしもうかったら、わたしのおかげ!? ビールおごってください。

では、Good Luck !

2010年10月16日土曜日

P&F でスキャルピング

 

こちらのblogの 「外為入門94、PFその3」 を見て、なるほど「下手な考え・・・か、、、」と思い使ってみた。

スキャルピングで使ったのでルールはじめ、リンク先でご紹介の方法とはちょっと違います。

教科書通り(?)のP&Fルールを使用したので、野村氏がblogで紹介のもの(四捨五入形式の10by3)とは、ちょっと違うのだけど大きくは違わないだろうということで。

「PFその2」で紹介されてるドテン倍返し方式は、10x3では現実的に(時間的に)無理なのでおおまかに売買ルール作ってから昨夜決行してみた。(1、4だけ絶対条件、あとは適宜)

1)方向は10x3に従う(=トレンドの定義)

2)P&Fの転換点を元に、Fibラインを引いて

3)Tickチャートの節目を気にしつつ押し戻しでエントリ

4)損切りは適当。ただし10☓3の転換は絶対条件。即ドテンはせず

5)枠が伸びたら、10☓2に変えてがまん。(ここでトレールストップをまずは入れる)

6)Tickチャートの節目と10☓2を気にしつつ適当利食い。高安ツラ合わせ、N値、1.618、チャネル、トレンドライン、etc。

7)最近の10☓3の節目や過去の20☓3の節目は大いに気にする。

図は、ロンドン~NYタイムのEUR/USD1分足バーチャート(bidレート)に10x3、10x2、10x1を重ねたもの。グリッドは10ポイント感覚。

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昨夜の結果は、よかった。

難点は、忙しい。ことと、、連日、昨夜のような(トレンドがはっきりした)動きならウハウハなんだがねぇー、という気はもちろんする、こと。

トレンド定義として、深く考えずに(1)を採用、重視したのがたまたま良かったってことの気もするが来週も時間があればチャレンジ予定。

以上で週末の作戦会議終了!(ひとりだけど)