次に、ノックアウト条項付きオプションを考えてみる。
例えば、90円どころで
ストライクプライスが88円・ノックアウトプライスが85円のドルPut(円Call)オプションを
輸出系企業が保険目的で買ったとする。保険目的なのでデルタヘッジはやらない。
・メリットはバニラに比べてプレミアムが安いこと。
・デメリットはノックアウト(消滅)くらうと、ストライク価格を超えているのに再ヘッジの必要がある。
早い話が保険がパーになる、保険が必要な事態になってるにも係わらず・・。
早い話が保険がパーになる、保険が必要な事態になってるにも係わらず・・。
一方、これを売った(売らされたというかマーケットメイクした相対先の)銀行サイドは、
図の例では、
・ストライクプライスでは特に大きな変化はおきないはず。
・ノックアウト価格に近づくと、プレミアムの頂点付近で、デルタの符号がひっくり返る。ここが面白いとこですね。
・ノックアウトするとヘッジのSpotを反対売買してフラットにする必要がある。
・プレミアムの頂点付近までは(ヘッジ用の)SpotはShortのはず。
・ここではタイムディケイが入ってくる。
・プレミアムの頂点付近でSpotはほとんど外し、
・そこからノックアウト・プライスに近づくと、こんどはSpotはLongに傾く(=たぶんこれが所謂防戦買い)
ダイナミックヘッジ自体は自らの首を絞める側面があるわけだが、相対先の輸出企業(お客様)も気分を害さないしね。
・ここではガンマロング=タイムディケイ支払いなので積極的にダイナミックヘッジするだろう。
・満期が近ければ近いほど、ノックアウト・プライスが近ければ近いほどヘッジ玉は大きくなる。
・ノックアウトになると、当然ながらヘッジのSpot(Long)は不要になるのでSpotの反対売買=売りが一気に出る。
・ついでに輸出企業の再ヘッジニーズも発生する。(がたぶんそこまでボーッとはしてないだろうが、、)
・そんでもって往々にしてこれがストップ引っ掛けちゃったりするわけですよ、たぶん。節目っぽいとこだろうしね。
うん、これなら納得できる。
ということでやっぱり、防戦売買云々は言葉のアヤでデルタヘッジだろう。
うん、これなら納得できる。
ということでやっぱり、防戦売買云々は言葉のアヤでデルタヘッジだろう。

さらに、(あくまでこのケースでは)トリガーと呼ばれてるものはストライクプライスではなくてノックアウトプライスのことだろう。
さらに、調子に乗って妄想を膨らませれば、、、
プレミアムが頂点付近に届いた点で、両者が握れば、輸出企業サイドはヘッジの売りを開始、利益確定&オーバーヘッジのノセノセ。
銀行サイドはヘッジ買いを我慢、逆にノックアウトプライス達成に向けて先にヘッジのSpotロングを先に外す(つまり一気に売る)。
なんてことも玉が超デカイ&場が薄ければ、、、なんてことも。
いずれにしてもプレミアム頂点付近では、普通、輸出企業はロール(オプション乗り換え、または新たに購入)するだろうから、似たようなことは起こる(似てはないか・・)。それはお互いに信頼関係があれば上手く利用するであろう。
と、思ったけど、これはこのエキゾチック・オプションを正当なプレミアムで転売(OTCなので買い取ってもらう)することが前提なので現実的ではないだろう。
ただ、株と違ってインサイダー規制とかはない世界(たぶん)、何がどーなってるのか???
なぁーーんちゃって妄想の範疇なのではあるが、、、、 日銀レビューにも似たようなこと書いてあったし(←難しくて読みこなせなかったけど・・)概ねこんなとこだろう。
ノックインやダブルノータッチ、その他のエキゾチック系も似たような複合構造のはず、以上を応用して考えればそれぞれ(ヘッジ玉も含む)特性が掴めるだろう。
2 件のコメント:
師匠、さっそく足跡^^
umasashi-basashi さん、どーもです。
コテコテのハンドルネームですね(笑)
間違いあれば、ご指摘お願いしまぁーす。
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