2010年6月3日木曜日

なう(Now)ってどんくらい??




まずは、この図。(反転図形)

「正面から見た形」と
「上から見た形」の
両方がちゃんと見えますかぁ?





で、実験開始。
どちらか一方に固定するように頑張って凝視。
どれくらい、頑張れるでしょうか?


   :

(実験ちゅう)



   :








せいぜい3秒~5秒くらいだと思いますがいかがでしょうか?
この時間がその人の「just now」らしいです。

なう(Now)、つまり『今』というか瞬間はどんくらい?って話でもあるのです
が「
一年は、なぜ年々速くなるのか」という本を読んだのでさわりを少しご紹介。
著者は、「99・9%は仮説」、
高橋洋一氏との共著「バカヤロー経済学」などの人。

全く余談だが高橋氏は、国は借金多いが資産も多いよぉー、そんなことより名目
成長率だけが破綻回避には大事だよぉーの人です。


この「3~5秒」は、年齢とともに長くなる傾向があるそうですが年齢を重ねると時間が
速く進む(と感じる)のは、今が長くなる(?)から1年が短い、というのは仮説のひとつ。
なお、瞬間として認識できる下限は0.03秒くらいだそうで、肩を「トントン」の間隔が
0.03秒を下回ると「トン」となるそう。
ついでに余談として、0.03秒で1単位なので人間のCPUクロックは33Hz(1秒間に
33回)と思うと超並列処理とはいえ凹むと書かれてました。なるほど。

こんな感じで、物理学からの考察や生物学とか心理学とか色々な切り口の考察が
いろいろ紹介されてて面白かったです。
最初の1、2章が面白い。最後は発散エントロピー系。
(余談:)なぜメシ食ってウンチを出すのかはエントロピーの増加を抑える為と
いう話も紹介されてた。

そんななか、本題とは少しずれた心臓の鼓動と体重の関係についての話はとても
興味深かったです。
哺乳類の「体重」と「心臓の鼓動の周期」を両対数グラフにプロットすると、直
線になるそうです。
両対数グラフで直線になる、、、つまり、「
べき乗」です。
この本、出だしは時空、つまり時間と空間の違いから始まるのですが、時空にお
いても
フラクタル(相似形)。おぉ!!
ん?でもこれって?あれ?どっかで、、、。
そう、「ゾウの時間ネズミの時間」、そして、べき乗これでもか本といえば「歴史は
べき乗則で動く」。
そうか、やっぱ、べき乗か。
日経平均やトピックス構成銘柄の寄与率もべき乗チックだしなぁ。(←そこかよ!)


話をを元に戻すと本題の「一年は、なぜ年々速くなるのか」の結論は特にないの
ですが(発散して終了)、個人的には以下のように思ってます。

歳をとると空間的(ex.人脈、行動範囲、知ってる場所)にも時間的にも(ex.過去の
経験・思い出)、色々なものが大きく多くなるのでどんどん時間が足りなくなるというか、
それこそホントの「たった今」や「今日のできごと」に割く時間が物理的に短くなるから
ではないのか?
NOWに集中できないからNOWが物理的に長くなって、どんどん時間が速くなる。
と勝手に思ってます。
PCを長いこと使ってるとHDに(データ矛盾とかゴミも含めて?)データが溜まっ
て充実する一方で処理速度も落ちていくって例えもできそうですが、まぁ世間一
般でよくいわれてるとこの「
10歳の1年は1/10、40歳だと1/40」という説と
考え方は同じですが、、、。

過去の反省やら思い出に時間を費やしてる間にどんどん爺さんになっちゃうよぉー。
とも言えますし、経験に基づいた熟慮で厚みが出るとも言えます。
まぁ、バランスっつうとこでしょうかね。

0 件のコメント: