2010年11月14日日曜日

FX-Option のガンマトレード実験(その②)

 

※まずは昨日の投稿で収益を勘違いしてたので修正しました。収益は少なかったですorz・・。 

正しくは、

結果は、手数料等を除いた損益は$285のプラス、ミニマムチャージで$▲42、オプション売買時のスプレッド$▲196で、手数料等のコスト合計が$▲238)で、手数料等込みの最終損益は$47のプラスでした。$1890の投下資金で$47の収益、2.48%。 

    Spot IV Call 売買 Spot売買 Spot建残 PL 手数料 Total PL
11/8 07:00 1.4060 12.97 100,000 -50,100 -50,100 $0 -$100 -$100
11/8 11:00 1.3962 13.00   10,000 -40,100 $38 -$7 -$69
11/10 03:00 1.3820 13.80   10,000 -30,100 $135 -$7 $21
11/11 00:00 1.3680 13.65   10,000 -20,100 $164 -$7 $43
11/11 12:00 1.3820 13.00   -8,000 -28,100 $137 -$7 $9
11/12 16:00 1.3625 13.00   14,000 -14,100 $241 -$7 $107
11/13 00:00 1.3745 13.10 -100,000 14,100 0 $285 -$103 $47

キャプチャ

 

収益を分解してみると(手数料等含まず)、以下のようになります。このような表を観ながら上手く行ってるのかそうでないのかを管理してました。※B/S式を強引に使ってるので実際の損益と誤差があります。

totalを見るとガンマが収益の源だとわかります。

デルタはそもそもフラット戦略なので収益もほぼチャラ、ベガはIVの変化がほぼなかったのでほぼチャラ。残るはガンマvsセータ。各ポイントでこれをチェックです。

  by δ by γ by th by Vg total
         
-$1 $42 -$7 $4 $38
-$22 $87 -$67 $108 $107
-$3 $75 -$33 -$17 $22
-$5 $62 -$16 -$58 -$16
-$8 $155 -$43 $0 $104
$1 $41 -$9 $7 $39
total -$38 $463 -$175 $44 $294

 

 

 

 

 

 

①のときのPLグラフはこんな感じになります(手数料、スプレッド考慮せず。実現済みPLを含む)

①

②のときは、こうなります。

②

時間が4時間経過してるだけなので全体形状は殆ど変化してませんが、黄色い曲線の赤いラインとの交点に注目すると、傾きが少し右肩下がりになってます。これ(接線の傾き)がデルタ。①は水平、つまりデルタフラット。

ここで傾いたデルタをフラットに修正します。具体的には、EUR/USDのSpotショート5枚のうち1枚を買い戻し。

その直後のPLラインは以下のとおり。(買い戻したショート1枚の実現益を含む)

②後

これで、ほぼデルタフラットになりました。

ここで注目して欲しいのは(①の図と比較して)、まずは最大損失(黄色い線の最下部)が小さくなっていること。そして、全体が少し平べったくなってること。これはポジション(のRisk)が減少したことを表します。

今回はCallを買って相場が下がってるので(Callの評価額が下がる)、こうなります。逆にPutを購入していれば全体図は尖がった形状に変化します。

で最終的に⑦で全決済する直前はこんな感じに。

⑦

今回は5日の短期で、かつイマイチな相場ではありましたが、もう少し長めでウハウハ相場の場合(しっかり戻りながら下落の場合)は、タダ券になったCallを保有してるような形状になると思います(Call買って相場が下げたケースでは)。

なお、しっかり押し目をつけつつ上昇した場合の方がもっとウハウハになります。

 

長くなってきたので次は、SAXOBANK FX での通貨オプションの売買ルールや注意事項などをまとめたうえで、明日から実験第2弾の計画を書きます。

ということで、次へ続く。

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