2010年1月26日火曜日

仕組債(デュアルカレンシー)

昨夜、某所で仕組み債の話(というか玄人筋にチクリ)をしましたが、内容がうろ覚えのまま
話してしまいました。
当時(2009年の7月でした)、ClosedのMLに投稿した記事が残ってたので、特定できる部分
を伏せて再掲です。

ところどころ間違えてましたが話の筋はだいたい合ってました。(ホッ)

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(ここから、2009年の夏に投稿したMLの内容)
本日、○○証券さんからデュアルカレンシーの仕組債の営業電話がかかってきました。

XXXXX(EU圏某国の農林中金みたいなとこっぽい)、払い込みと利金は円建て、
償還はAUD/JPYが起債から5円以上円高だとAUDで。
でなければ、円で償還。 満期1年で6%。

営業マンのアンちゃんに、「それってPut売りでしょ?(っていっても通じなかったので)、
豪ドル/円をナンピン買いするより嬉しいの?」って聞いてみたら、
「格付けAAAですから」の回答でした(笑)

たぶん買わないけど、猛烈に目論見書が読みたくなったので送って貰うことにしました。
もちろん 教材として。

これ、早い話がOTMのPut(豪ドルPut=円Call)裸単騎売りだと思うのですが、
今76円付近の豪ドル/円の5円外(Stk=71円)の1年物プットを
現状のIV=25%でざっくり計算すると、(ワタシの計算が正しければ、、、)
プレミアムは8円くらい。
仮想利回り(?)を計算すると、11%くらい。
ただし、豪ドル渡しの場合、円転コストは50銭!!

中抜きはざっくり半分。こんなもんなんですかね?
(続く)

※ナンピン買い:
少々乱暴に言うとですが、これって構造的にはアウトライトな(≒裸単騎)Put売りってことになります。

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(続き)

昨夜帰宅したら既に目論見書が届いてました。名詞とともに。
(郵送じゃなくて手持ちっすか)

未だ見てませんがたぶんこれっぽいですね。(ほかにも似たようなのが・・・。)
http://省略

大手証券会社のリテール営業さん、金融業としてみるとハァ?と思ってしまいますが、小売業としてみると
ウゥーん!と唸ってしまいました(笑)
まぁ、PCさほど詳しくないけど押しの強さとフットワークの良さで数字を上げてる、、みたいな感じ?

計算してて思ったのですが、
今の豪ドル/円のスワップポイントは年率換算2.7%程度、昨年まで流行った塩漬け覚悟
の円キャリーをやりたい人は、残期間が長めのPut売りやった方が、だんぜんいいですよ。
(それがたとえ、ボラティリティSpreadが超ワイドなブローカーだとしても、マシ
系の怪しい系、いやいやかなり良心的なの本が書けそうです。

ついでに、通貨オプションについて
通貨オプションの場合は清算した場合は現渡し(スポットポジション渡し)、レバレッジ
をかける場合の証拠金はデルタのみを使ってのスポット換算後適応のケースが多い
ようです。
証拠金上はきちんとデルタヘッジされてる点が面白いなぁ、と思いました。


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