サクソバンクFX(デモ口座)で今週やってみたことは以下の通り。
概略:ポジティブガンマのダイナミックヘッジ
1)オプションをLong、Spotでデルタをフラットに。
2)週初に開始、週末に閉める。
3)ある値幅が動いたら、デルタヘッジをかける(デルタをフラットに)
※今回は相場観なしのほぼ機械的ヘッジ(=週初の相場観に基づく売買ルール)で、約定の都度、次の逆張り指値を上下に入れて放置するスタイル。具体的のどのくらいの値幅でヘッジするのか?がミソになる。なお、途中は相場観なしとはいえ多少入ってしまうのが人情、ただしたぶんナイ方がいい。
※Callを選択した意味は特にないです。別にPutでも構わない。少なくとも相場が上がると思ってCallを選択したわけではないです。むしろ上値は重いか下がると思ってたくらい。ホントは、Call選択には戦術的(≠戦略)というかテクニック的に多少深い意味があるのだがそれは追々。
※戦略的には(相場観的には)、はっきり言って高値波乱狙い。結果はダラダラ下げただけ。外れたほどではないにしろ、当った感はない週でした。
実弾の方(片張りのスポット延髄売り)は追いかけ売りで少し引っ張ったのでまぁまぁ。ただ、参加した回数が今週は実質1回だった。
具体的な売買:(図をクリックで拡大)
図の補足です
①開始:EUR/USD Call(行使価格1.4060、満期は11/30のNYカットで約3Week)を10枚Long(IV=12.97)、デルタをフラットにするためSpotを5枚Short
買値は0.189×100,000=$1890(スプレッドがざっくり10%存在、片道5%の悲しい手数料のイメージ)
②1回目のデルタヘッジ:1.3962でSpotを1枚買い戻し(IV=13%)
Spotは5枚未満の場合、ミニマムチャージ$7が発生。これも泣ける。貧乏は悲しい。デモなので金持ちなんだがorz
③2回目のデルタヘッジ:1.3820でSpotを1枚買い戻し(IV=13.8%)
図には青で注文ミスと書いたが、デルタのズレ具合と値幅の兼ね合いから発注しなかった。後からみれば注文した方がよかったが・・。
④3回目のデルタヘッジ:1.3680でSpotを1枚買い戻し(IV=13.65%)
⑤4回目のデルタヘッジ(初めての売りヘッジ):1.3820でSpotを0.8枚売りまし(IV=13%)※1000通貨の単位で売買可能、ただし50,000通貨以下の売買は1回につき7$のミニマムチャージ(手数料)を食らう。
⑥5回目のデルタヘッジ:1.3625Spotを1.4枚買い戻し(IV=13%)
⑦全決済:1.3745でCallを転売(0.0040)、spotのヘッジ玉をすべて反対売買(IV=13.1%)
(以下のように訂正です、11/14)
結果は、手数料等を除いた損益は$285のプラス、ミニマムチャージで$▲42、オプション売買時のスプレッド$▲196で、手数料等のコスト合計が$▲238)で、手数料等込みの最終損益は$47のプラスでした。$1890の投下資金で$47の収益、2.48%。
実感としては少ない。こういう週はもっとタンマリ儲けたい。OPのスプレッドとSpotのミニマムチャージがキツイ。玉の規模も含めて少し戦術(戦略ではない)に工夫が必要。
収益の内訳については、基本的にデルタはフラットなのでデルタからの収益はあいません。
※デルタ収益:相場が上がる下がるで得られる損や益。通常のFXはこれを狙ってることになります。
では、なにで利益が出たのか?
ガンマ、シータ(タイム・ディケイ)、ベガからの収益になります。長くなってきたのでそこは次回に。
なお、ヘッジうますぎないか?という疑問もあろうかと思います。けど、ポジティブガンマで収益が出る(もしくはトントンな)場合は通常こんな感じで普通です。
なぜ?かはわかりませんが、このへんを参照いただければヒントがあるかも?
http://www.simplexinst.com/database/20060415report.pdf
次は忘れないうちに今夜にでも。
では、週末テニスに行って来まーす。
次回、その② に続く
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